防寒対策と春ダイコンの栽培

【中部営農センター 江村 博文】

 冬場の代表野菜のホウレンソウやコマツナは、1111寒さから体を守ろうと糖分を高めるため、低温でも凍りつかずに生育し、大変おいしくなっています。また、栄養素のビタミンCの含有量も通常の倍になると言われています。

このおいしい野菜を春先まで長く味わうために防寒対策をしておきましょう。

 

トンネル掛け

生育促進も兼ね、作付けしている畝にビニールや農ポリでトンネルを設置します。ビニールの端には土をしっかりかけ、風で飛ばされないようにします。良く晴れた日には、軟弱に生育するのを防ぐため、換気を行って下さい。

 

べた掛け被覆

寒さ対策や保温を目的として「不織布」のパスライトをべた掛け被覆します。この資材も大変軽い素材ですので風で飛ばされないよう、土や専用の用具で固定しましょう。

 被覆資材<パスライト>

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1.8×5m JA店舗価格 896円(税込)

1.8×10mJA店舗価格1,609円(税込)

★パスライトの特徴

○防霜性にすぐれ、生育を促進します。

○通気性・透水性・吸湿性があります。

○透光性がよく、生育障害の心配がありません。

○大変軽いので作業性にも優れ、耐久性・強度も万全です。

 

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春ダイコン栽培のポイントは、低温によるトウ立ちを防ぐことです。これには保温資材の活用と品種の選定が大切です。トンネル・黒マルチによる栽培方法に加え、パスライトのべたがけをすれば播種期を早めることが可能になります。

 

畑の準備

保水性・排水性の良い畑が理想です。なるべく深く耕して下さい。元肥は気温の低い時期となるため、土になじんで溶けだすまで時間がかかりますので、秋まき栽培より早めに施用しましょう。施用量の目安は10㎡あたり完熟堆肥20㎏・ミネラルGスーパー800g・A801を1.5kgです。

種まきの数日前から、マルチやトンネル被覆し、地温を上げてから種まきをしましょう。

 

温度管理

種まき後、生育初期は高めに温度を確保しますが、生育が進むにつれて換気を行う必要もあります。目安は本葉5~6枚目までは日中35℃を超えないように換気して下さい。あまり高温で管理すると葉が大きくなり過ぎて、根部の肥大が悪くなったり葉やけなどの障害が出ることがあります。

また、トンネル栽培は乾燥しやすくなります。特に種まきから本葉5~6枚目ごろまでは、湿度が保てるように水管理にも注意して下さい。

 

収穫時期

春ダイコン栽培では、収穫時期には気温も上昇してダイコンの肥大も進むため、収穫遅れはス入りの発生や軟腐病などの病気の発生につながります。適期収穫を心がけましょう。

春ダイコン品種

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タキイ種苗 |おしん大根

 

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タキイ種苗 |つや風

※資材の価格は平成29年1月1日現在のものです。店舗にない場合、お取寄せできます。