果樹について

【北部営農センター 今田 耕二】

 身近にある果樹、冬になると剪定はしたいけど、どこを切ればいいのか解らない。剪定で大事なことは、結果習性(翌年どこに実がつくのか)が解っていることです。

今回は、果樹の結果習性について説明します。

 

柑橘類と柿

柑橘や柿では、隔年結果(実が良くなる年とならない年)があることは、皆さんもよくご存じだと思います。1111

その年、実がついた枝には、翌年、花芽が着かないのが一般的です。そのため、多くの実が着いた翌年は、花芽が少なく、実が着かないため隔年結果が起こります。

対策として、実が着いた枝と、空枝(実のつかない枝)のバランスが取れていると毎年同じように着果するようになりますが、なかなかうまくいかないのが現状です。

また、柿はその年の空枝の先端、数芽に翌年花芽が着きやすく、梅のように枝の切り返しを主とした剪定をすると、翌年の花芽を切り落としていることになります。

 

キウイ

キウイは、主となる樹の両側に、平行に枝を配置するのが一般的です。1111

キウイの結果習性は、その年、実が着いたところには翌年花芽が着きません。

剪定は、実が着いたところから以降、3~5芽残して切るのが一般的です。剪定では、毎年6~8節残して切ることになるので、年々結果枝が主枝から遠くならないように注意することが大切です。

 

 

 

栗の場合、新梢(その年に伸びた枝)の充実の度合いによって、翌年の花芽の割合が変わってくるようです。新梢、1本でいえば、先端から1/5~1/3程度切り返しても、翌年花をつけます。1111

栗の場合、細かい剪定より、樹形を重視した剪定にしたほうがよいと思います。

よく見かける栗の樹は、樹高が高く、樹のふところ・内部に結果枝がなく、実が着くのは樹の上の表面だけです。

栗の剪定では、樹の内部に光を取り入れるようにしましょう。内部に光が当たると、ふところに枝が多く発生します。

結果枝が多くなり、立体的に実が着くようになり管理しやすい樹の形になってくるでしょう。

ちなみに、皆さんもご存じの「岸根栗」。岸根栗は、今の岩国市美和町が発祥の地です。

また、「銀寄」は大阪の豊能郡が原産で来歴は不明のようです。

栗の肥大は、7・8月の雨に影響されますが、「銀寄」は雨の少ない年でも比較的太り、収量も多いことから銀を寄せたといいます。そこから銀寄と呼ばれるようになったという説もあります。

剪定した部分には、乾燥予防と病原菌の侵入を防ぐため、トップジンMペーストを塗布しましょう。

 

資材紹介

トップジンMペースト

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JA店舗価格 200g  643円(税込)

1㎏ 2,163円(税込)

※平成28年12月1日現在の価格です。店舗にない場合、お取寄せできます。